詐欺被害に遭ってNFTや仮想通貨を失いたくない…。どんな被害が起きているのか実例を知りたい。
初心者でもできる対策もしっかり教えてほしい。
そんな疑問を解決します。
この記事でわかること
- 起こった詐欺の実例
- 資産を守るためにできる対策
- 実例から分かる身に着けるべき意識
- NFTの詐欺事例に関するQ&A
詐欺師はさまざまな手を使ってNFTや仮想通貨を狙い、日々多くの人が被害に遭っています。
この記事では実際に起こっている「定番の詐欺」から、見抜くのが難しい「巧妙な詐欺」までを20の実例にまとめました。
対処方法も合わせて解説しているので、詐欺師の手口を理解しながら今後に役立つ知識も身に付けられますよ。
具体的な詐欺対策も図解を交えてしっかり説明しているので、最後まで読むことで被害に遭う確率を格段に下げることができます!
「たった1年で20,000円節約できました…! 」
仮想通貨をコインチェックで買ってしまうと大損してしまいます。(10万円分購入すると、最大5,000円の大損 ※最大5%の損失)
コインチェックでは、手数料が割高の「販売所」でしか仮想通貨を買えないんです…。
ビットトレードなら、手数料が安い「取引所」で仮想通貨を購入可能!
過去にハッキングされたことは無く「金融庁登録済み」の取引所なので、安心して利用できますよ。
ビットトレードの無料登録(5分)だけはすませておきましょう!
\無料・たった5分で登録できる!/
NFT詐欺事例:メタマスクから抜かれる資産をなくす【詐欺師からのコンタクト編】
詐欺師は以下の通りさまざまな方法で、NFTや仮想通貨を盗むためにコンタクトを取ってきます。
実例と対策を順番に解説していきますね。
Discordで偽の当選DM
Discordコミュニティで、詐欺師から当選のDMが送られてくる事例です。
とくに多いのが、Discordコミュニティに参加したばかりの人に対して、スパムメールを送り付けるケース。
みつよしさんのツイート
上記のように、偽のホワイトリストやGiveawayの当選連絡を行い、詐欺リンクをクリックさせようとする手法です。
対策方法
Discordコミュニティの運営者がDMを送ってくることはまずないので、100%詐欺と認識しておきましょう。
DiscordのDMを受信しない設定にしておくことも重要です。
こちらをクリックしてDMの設定方法にジャンプする。
「あなたのNFT売って欲しい」とDMする
こちらはTwitterやInstagramでよく行われる詐欺の手法です。
詐欺師はNFTの取引を餌に、さまざまな誘い文句で資産を盗もうとします。
あなたのイラストをNFTにしてくれたら買いますよとDMが来る。
たこすけさんのツイート
「あなたのNFTを買いたい」と言い手数料を払わせる。
ぽんぴぃさんのツイート
「NFTを交換して欲しい」と言ってメタマスクを接続させる。
おKENさんのツイート
詐欺師はこのような手法で、うまい話を持ちかけて資産を盗もうと連絡してきます。
話に応じてしまったら、ウォレット内の資産をすべて抜かれてしまうんです…。
対策方法
TwitterやDiscordのDM設定を変更し、詐欺師からのメッセージが届かないようにしましょう。
「NFTを直接取引したい」という話はすべて詐欺と認識しましょう。
こちらをクリックしてDMの設定方法にジャンプする。
メンションやリプで詐欺サイトに誘導
Twitterで自分にメンションをつけて、詐欺師がツイートをします。
その内容はNFTのリリース情報や、当選連絡などおいしい話ばかり。
miinさんのツイート
上記のツイートは、ターゲットを急がせてリンクをクリックさせる手法です。
元ツイートのリンクをクリックするとNFTを抜かれてしまうので注意しましょう。
対策方法
自分へのメンションやリプはすべて無視し、アカウントはブロックしましょう。
公式アカウントを装って、連絡してくる詐欺師も多く存在します。
公式アカウントはミントサイトを直接連絡したりすることはありません。
親切に教えるふりをしてDMを送る
TwitterやDiscordコミュニティで初心者が質問をすると、詐欺師が寄ってきます。
カスタマーサポートなどを装い、親切に教えるフリをして近づいてくるんです。
mizueoさんのツイート
そのまま詐欺サイトに誘導され、NFTや仮想通貨を盗まれる事例が発生しています。
メタマスクのシードフレーズや、秘密鍵の入力を要求するケースも多いので注意しましょう。
対策方法
TwitterやDiscordのDM設定を変更し、詐欺師からのメッセージが届かないようにしましょう。
メタマスクで承認(SetApprovalForAll)をしてしまうと、資産を盗まれるので無視してください。
こちらをクリックしてDMの設定方法にジャンプする。
偽の依頼から詐欺を働く
仕事の依頼を装った、DMにも注意しましょう。
メールアドレスを聞き出し、ウイルスが入ったファイル送りつけられることもあります。
6makerNFTさんのツイート
シードフレーズや秘密鍵を聞き出したり、入力させたりするのもお決まりの詐欺手法。
対策方法
TwitterやDiscordのDM設定を変更し、詐欺師からのメッセージが届かないようにしましょう。
送付されたファイルにもウィルスを仕込まれているケースがあることを覚えておいてください。
こちらをクリックしてDMの設定方法にジャンプする。
サポートを装ってシードフレーズを聞く
こちらは、メタマスクやOpenSeaの公式サポートを装った詐欺手法。
公式にそっくりなアカウントで信用させて、資産を盗もうとコンタクトをとってきます。
カロンさんのツイート
「資産を失う可能性があるのでシードフレーズや秘密鍵を入力してください。」などと、ターゲットを焦らせる手口が主流。
教えてしまうと資産をすべて抜かれるので注意しましょう。
対策方法
公式アカウントがリカバリーフレーズや秘密鍵を入力させることはありません。
このような依頼は100%詐欺と認識しておきましょう。
偽のMetaMaskからアップデートの要求
こちらは、メタマスクやOpenSeaを装ってアップデートを求める詐欺手法。
詐欺師は「資金を失う」などと言い不安を煽って、詐欺サイトにアクセスさせようとします。
Twitter上では公式を装った、偽カウントが複数存在しているんです…。
詐欺師は、私たちに本物のアカウントと信じさせて資産を盗もうと常に画策しています。
対策方法
自分でメタマスクをアップデートする必要はないので、すべて無視しましょう。
DMの通知をオフすることで、被害を格段に減らせますよ。
また、以下に注意して本物のアカウントをフォローしておくことで偽アカを判別できます。
- 信頼できるアカウントがフォローしているか
- IDは本物か?(1文字だけ違う場合が多い)
- 過去のツイート内容は不自然ではないか
こちらをクリックしてDMの設定方法にジャンプする。
Giveaway当選者のふりをしてNFTを狙う
こちらは、Giveawayなどの企画を行う方が注意すべき詐欺。
Giveawayの開催者に、当選者を装ってメッセージを送る手法です。
Giveaway 当選したぜ詐欺もあるんですね。
このパターンは初めてでしたw
当選したアカウントと似たIDに変えて、企画運営社にDMして、当選したので、Token送ってください。ってDM来た。
企画運営社注意で。^^;; pic.twitter.com/a43MRlMgJJ— kotaro.Crypto.DeFi (@kotaro03873195) January 16, 2023
詐欺師は以下のように、当選者そっくりのアカウントを作ってNFTを騙し取ろうとします。
- Giveawayの当選ツイートを見る
- 当選者そっくりのアカウントを作る
- 作ったアカウントで企画者に連絡
- NFTを盗む
パッと見、当選者に見えるため詐欺師にNFTを送ってしまう事例が発生しているんです。
対策方法
企画の進め方を工夫しましょう。
Giveaway開催者は、以下のような流れで企画を進めると被害を防げます。
- Giveaway当選者を選ぶ
- 当選者には先にDMで当選報告・NFT送付を行う
- その後、当選者を発表する
手順を一つ買えるだけで詐欺被害を防げるので、上記の方法を実践するようにしてくださいね。
NFT詐欺事例:メタマスクから抜かれる資産をなくす【誘導・ハッキング編】
詐欺師が資産を盗むために行っている、詐欺サイトへの誘導手法やハッキングの事例を説明します。
それぞれの実例と対策を解説していきますね。
偽のGiveaway企画で資金を狙う
こちらは、偽アカウントで嘘のGiveawayを開催する、詐欺師が頻繁に行う手法です。
インフルエンサーそっくりにアカウントを作り込んでいるので、被害に遭う方も多くいるんです…。
お寿司職人さんのツイート
詐欺師は以下のような方法で偽アカウントを作り込み、ターゲットを信用させようとします。
- フォロワーをお金で買う
- リツイートをお金で買う
- 自演のアカウントにリプをさせる
本人そっくりの偽アカウントからDMで当選連絡が来て信じてしまう人も…。
Meta4さんのツイート
リンクにアクセスしてしまうと、NFTや仮想通貨を高確率で抜かれてしまいます。
対策方法
Giveawayの企画者が「信頼できるアカウントか」を必ず確認してください。
以下に注意してアカウントをチェックしましょう。
- 自分がフォローしているアカウントか
- 信頼できるアカウントがフォロワーしているか
- IDは本物か?(1文字だけ違う場合が多い)
アイコンや名前はマネできても、IDやフォローする人まではマネできません。
手当たり次第に企画に参加すると、詐欺に遭う可能性が高くなってしまいます。
「開催者が詐欺師かもしれない」という前提を持って行動するようにしましょう。
メタマスクの偽物が表示される
こちらは、メタマスクそっくりの画面を表示せて、資金を盗もうとする詐欺手法。
詐欺サイトにアクセスすると、偽のメタマスク画面が立ち上がります。
上記は、パスワードの入力を失敗させた後に、シードフレーズを入力させようとするもの。
入力してしまうと資産をすべて抜かれるだけでなく、あなたのウォレットで詐欺師が自由に取引できてしまいます。
対策方法
「シードフレーズや秘密鍵を入力させる=詐欺」と認識してください。
偽サイトが存在するので、Google検索は使わないようにしましょう。
有名人の偽アカが本人のリプで騙す
こちらは、インフルエンサーそっくりの偽アカウントを使った巧妙な手口です。
インフルエンサーそっくりのアカウントが本人のリプにツイートし、詐欺リンクにアクセスさせる手法。
詐欺師手口をまとめると以下の通り。
- 有名人のツイートを見つける
- 本人そっくりのアカウントを作成
- 本人のツイートに詐欺リンク付きでリプ
- 一見、本人のリプに見える
画像を見てもわかるように、すぐに見分けがつかない巧妙な手口ですね…。
このような手法で多くの人が被害に遭っています。
対策方法
以下を意識して、偽アカウントを判別しましょう。
- リプが本人のものであることをしっかり確認
- 「@」から始まるTwitterのIDが偽物でないか疑う
- リンクをクリックする前に疑う
アイコンや名前はマネできても、IDやフォローする人まではマネできません。
確証が持てない場合は、公式のDiscordのアナウンスを確認しに行くようにしてください。
保管用のウォレットを作成し、接続用に入れる資産は最低限にしてくださいね。
こちらをクリックして保管用のウォレットの作り方にジャンプする
偽のNFTコレクションが表示される
OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスでは、偽のコレクションが出回っています。
アイコンやコレクション名だけ見ると、見分けが付かないかもしれません。
🚨スキャムopenseaアカウント発見🚨
話題のNFT NEO TOKYO PUNKS(NTP)でopenseaで偽アカウントを発見しましたのでお気をつけてください✋@NTP_NFTofficial @fukusta343 pic.twitter.com/3w3lBLs7uU
— どりおじdorioji.eth 🛸(L3, ❄️) | dorioji.bnb (@dreamaffiliater) April 3, 2022
誤ってNFTを取引してしまうと、高確率で資産を奪われてしまいます。
対策方法
NFTコレクションの取引量や、保有者の数を見るようにしましょう。
偽コレクションはこれらの数字少ない場合がほとんど。
【買わないで!#LLAC 偽プロジェクト】
OpenSeaで「Live Like A Cat」と検索すると、出てくるこのプロジェクトはニセモノです。8ETHも取引されてますが、無価値なNFTなので買わないように。
・アイテム数71で少なすぎ
・最低価格0.27で低い
・所有者4名で少ない
1分で終わる「通報」のやり方↓ pic.twitter.com/qxXGAJtFEB— 🐈 Shuhei (@shupeiman) December 29, 2022
「取引する前に一度確認」を徹底するようにしましょう。
本物のNFTコレクションのURLは、必ずブックマークしてからアクセスしてください。
偽のミントサイトが通知される
こちらは、詐欺師が偽のミントサイトを通知し、アクセスした人のNFTを盗もうとする手法。
ミントサイトって何?
NFTを発行するためのサイト。コレクションのリリース時に公式DiscordでURLが通知されます。
以下は、Twitterの偽アカウントで詐欺目的のミントサイトが拡散された事例。
DiscordのDMを使った、偽ミントサイトへの誘導もお決まりの手法です。
偽のサイトにアクセスしたりメタマスクを接続したりしてしまうと、高確率で資産を失ってしまいます。
対策方法
普段から以下を実施しておきましょう。
- DiscordのDM通知をオフに設定する
- ミントサイトが「ツイートやDMで案内さることはない」と認識する
- アカウントが偽物である可能性を常に考える
詐欺師はミント期限を定めて、ターゲットを焦らせます。
おいしい話こそ「詐欺かもしれない」という思考に切り替えて行動してくださいね。
こちらをクリックしてDMの設定方法へジャンプする。
OpenSeaを装った偽メールが届く
OpenSeaでは、NFTにオファーが届いた際などにメールで通知が届くように設定可能です。
詐欺師はそこを狙い、OpenSeaを装って詐欺メールを送りつけます。
偽のリンクからメタマスクを繋いだり、シードフレーズを入力したりしてしまうと、NFTや仮想通貨を抜かれてしまうので注意してください。
対策方法
普段からメールに記載されたリンクは開かず、直接OpenSeaにアクセスするようにしてください。
また、OpenSeaの公式アドレスをGoogleの連絡帳に登録しておけば詐欺メールを見分けやすくなります。
まずGoogleの「連絡先」にアクセスします。
『連絡先』をクリックしましょう。
つぎに、公式のメールアドレスを記入し、自分の好きなアイコン画像を設定します。
以上で設定完了です!
ただし、メールアドレス事態を偽造することも不可能ではありません。
「リンクは開かず直接アクセス」を徹底しましょう。
Googleの検索結果に偽サイトが表示される
Googleの検索にも詐欺サイトはまぎれこんでいます。
Googleで「OpenSea」や「MetaMask」と検索すると上位に偽サイトが表示されていた時期もありました。
MetaMaskのツイート(左)Luin Aozoraさんのツイート(右)
両サイトとも、最上位に表示されていますね…。
アクセスすると以下のようにメタマスクのシードフレーズ入力を促すのがよくある手法。
入力してしまえば、詐欺師が自由にメタマスクを操作できてしまいます。
対策方法
以下のような対策を行いましょう。
- 公式サイトのURLをブックマークする
- ブックマークからアクセスする
- Google検索は使わない
以下は安全なURLなので、まだブックマークしていない方は、登録しておいてください。
メタマスク公式サイトのURL:https://metamask.io/
OpenSea公式サイトのURL:https://opensea.io/
Discordをハッキングして資産を盗む
公式のDiscordコミュニティも100%安全ではありません。
実際に、有名プロジェクトのDiscordがハッキングされ、管理者のアカウントで詐欺リンクがアナウンスされました事例もあります。
普段発信している管理者のアカウントを疑うのは難しいですよね…。
この手法で多くの人がNFTを盗まれてしまいました。
対策方法
メタマスクは必ず複数作成し、最小限の資金が入ったウォレットでのみ接続するようにしてください。
以下も普段から意識しておきましょう。
- リンクをクリックするときは慎重に
- 不自然な日本語ではないか確認する
違和感を覚えた際は、リンクをクリックしないようにしてくださいね。
こちらをクリックして保管用のウォレットの作り方にジャンプする。
フリーWi-Fiに接続した人の資金を抜く
仮想通貨やNFTを管理しているPCやスマホを、フリーWi-Fiに繋いではいけません。
メタマスクだけでなく、PCやスマホごと詐欺師にハッキングされてしまう恐れがあります。
カフェやホテルのフリーWi-Fiに繋ぎ、ハッキングされる事例が多く発生しています。
PC自体がハッキングされると、資産を抜かれた後の取引も詐欺師が自由にできてしまうんです。
対策方法
メタマスクが入っているPCやスマホで、フリーWi-Fiに繋いではいけません。
心配な方や、どうしてもフリーWi-Fiを使う必要がある方は「VPN」を利用しましょう。
こちらをクリックしてVNPの説明にジャンプする。
詐欺目的のNFTプロジェクトで騙す
資産の持ち逃を目的としたNFTプロジェクトも存在します。
これは「ラグプル」と呼ばれる詐欺手法。
代表的な手口は以下の通り。
- プロジェクトを立ち上げる
- 魅力的な計画などで注目を集める
- NFTを購入させる
- 運営がそのまま資金を持ち逃げする
NFTプロジェクトそのものも、安易に信じないようにしてください。
対策方法
良くわからないNFTプロジェクトの情報は、鵜吞みしないようにしましょう。
また、プロジェクト運営者の「声や顔が分かるか」に着目するもの重要です。
少しドライな考え方ですが、本人情報が不明な人は資産を持ち逃げするリスクが少ない点にも着目しましょう。
こちらをクリックして保管用のウォレットの作り方にジャンプする。
身に覚えのないNFTが送られる
保有した覚えのないNFTは必ず無視しましょう。
詐欺師は盗難目的で、頻繁にNFTを送り付けてきます。
中には、Giveawayに当選したものと同じNFTを送り付ける巧妙な手口も。
以下のように送り付けたNFTにオファーを送り、メタマスクを繋がせようとする詐欺師もいます。
詐欺師は次のようにNFTにオファーを出し、メタマスクのNFTや仮想通貨を抜こうとします。
- 詐欺師:NFTをAさんに送り付ける
- 詐欺師:送り付けたNFTに高額オファーを出す
- Aさん:オファーをSetApprovalForAll(承認)してしまう
- 被害者:仮想通貨やNFTが盗まれる
詐欺師は、ぼくたちの「儲かるかも…」という心理を利用して資産を狙ってくるんです。
「覚えのないNFTだけど、儲かりそうだから売ってみよう…!」とメタマスクを繋いでしまうと、資産を奪われてしまいます。
対策方法
身に覚えの無いNFTは徹底的に無視しましょう。
邪魔だな…と思うかもしれませんが、放置していればほとんどの場合、消えてしまいます。
期限切れリンクの乗っ取り
こちらは、期限切れになったDiscordのリンクが詐欺に使われた見抜くのが難しい手口です。
有名人がTwitterアカウントに貼った、期限切れのDiscordリンクを詐欺サイトのリンクに変更する手法。
(出典:KZSUN/Kazuさんのnote)
この手口をまとめると以下の通り。
- 有名人のDiscordリンクが切れていることを確認
- “1”と同じURLで詐欺リンクを作成
- アクセスするとシードフレーズが要求される
- シードフレーズを入力した人から資産を盗む
アカウントは本物なのでとても厄介な手法ですね…。
見た目は本物のリンクなのでなかなか気付くことが出来ません。
対策方法
シードフレーズや秘密鍵の入力を求められる場合は、100%詐欺と覚えておきましょう。
リンクをクリックする際は「リンク先は詐欺サイトかも?」という意識を持つことが大切です。
NFTの詐欺事例から分かる【資産を守るために必須の行動】
詐欺師はあの手この手を使い、大切なNFTや仮想通貨を盗む手法を日々考えています。
以下はNFTや仮想通貨に触れる人が、必ずやっておきたい必須の対詐欺策です。
順番に説明していくので、押さえておきましょう。
保管用のウォレットを作る
保管用ウォレットをつくることで詐欺被害を最小限に抑えられます。
保管用のメタマスクを作る(必須)
メタマスクを複数作り「保管用・接続用」に分けて使うようにしましょう。
普段使う接続用のウォレットに入れる資金は最小限にしてください。
これを実施するだけで、大部分の資産を危険にさらさずに済みます。
以下の記事を見ながら保管用ウォレットを作成しておきましょう。
>>メタマスク(MetaMask):複数アカウントを作成して資産を守る方法
-
【実例付き】メタマスク(MetaMask):複数アカウント作成方法
無料かつ、10分ほどの操作でできるので、NFTや仮想通貨を持っている方はすぐにでも実施してくださいね。
ハードウェアウォレットで保管する(1番安全)
筆者のハードウェアウォレット
高価なNFTはハードウェアウォレットで保存しましょう。
ハードウェアウォレットはインターネットと切り離して管理できるので、PCがハッキングされても資産を守れるんです。
おすすめのハードウェアウォレットは、Ledger社の『Ledger Nano S Plus 』
Ledger社はフランス公認のセキュリティ認証を取得しており信頼性のある企業です。
Ledger Nano S Plus の特長は以下の通り。
- NFTはほぼ無限に保管できる
- 100種類以上の仮想通貨に対応している
- アプリでNFTを閲覧できる
ひとつ持っておくだけで、安全度が格段にアップしますよ。
>>Ledger Nano(レジャーナノ)のおすすめ買い方・選び方
-
【失敗しない】Ledger Nano(レジャーナノ)のおすすめ買い方・選び方
メタマスクだけでは、端末のハッキング被害を防げません。
メタマスクの承認はすべて疑う
メタマスクに「SetApprovalForAll」が表示された場合は、必ず安全な取引であることを確認してください。
SetApprovalForAllとは?
接続先にNFTや仮想通貨の移動・取引の許可を与えること。詐欺サイトに許可を与えてしまうと資産をすべて抜かれてしまう。
SetApprovalForAllはメタマスク上で以下のように表示されます。
上矢印を開くと『SetApprovalForAll』と表示される(右)
SetApprovalForAllが求められるのは、NFTを売る時と複数のNFTを送付(トランスファー)する時のみ。
詐欺師が用意した接続先を承認してしまうと、簡単に資産を抜かれてしまうので必ず内容を確認してください。
良くあるミス:過去の取引を誤って承認してしまう
メタマスクでSetApprovalForAll(承認)を行わない場合は、必ず『拒否』を選択しましょう。
『拒否』を選択せず放置すると、処理が残った状態になってしまいます。
忘れた頃にメタマスクを開くと、前回の承認画面が表示されてしまうんです。
現在の画面とカン違いして『確認』を押してしまうと、意図しない接続先に『SetApprovalForAll』を与えてしまうことになります。
実際に、意図しない承認から資産を盗まれる被害が多く発生しているんです。
DMの通知設定をオフにする
詐欺師はぼくたちに以下のようなDMを送り付け、何とかして資金を盗もうと画策しています。
- あなたのNFT売って欲しい!
- 困ってそうだからサポートするよ!
- NFTが当たったよ!
一番の対策は、詐欺師からのDMを受け付けないように設定すること。
どちらも1分未満でできるので、この記事を見ながらセキュリティレベルを上げてくださいね。
TwitteのDM設定方法
TwitterのDM設定は30秒で完了します。
Twitterアカウントの『設定とサポート』→『設定とプライバシー』の順でクリックし、『通知』を選択します。
『フィルター』→『ミュートしている通知』の順で選択しましょう。
ミュートしている通知を以下の通り設定してください。
ONに設定する項目は以下の通り。
- 新しいアカウント
- プロフィール画像が設定されていないアカウント
- メールアドレスが未確認のアカウント
- 電話番号が未確認のアカウント
これでTwitterのDM設定は完了です!
DiscordのDM設定方法
DiscordのDM設定は、3タップで完了しますよ。
まず、『歯車マーク』をクリック。
スマホの場合は、『アイコン』をクリックすれば設定画面に移動できます。
『プライバシー・安全』→『サーバーにいるメンバーからのダイレクトメッセージを許可する』をオフに設定しましょう。
フリーWi-Fiに接続しない
メタマスクを導入しているPCやスマホでフリーWi-Fiに接続してはいけません。
PC自体がハッキングされると、NFTだけでなくメタマスクのシードフレーズや秘密鍵も盗まれてしまいます。
いつものクセで接続してしまいそうな方や、接続が必要な方は「VPN」を導入してください。
VPNとは
通信を仮想の専用線で結び、安全に情報をやり取りできるネットワーク。接続内容は暗号化されており、安全にフリーWi-Fiを使用できる。
ぼくは「NordVPN」というVPNを利用しています。
おすすめはNordVPN
NordVPNの特長は以下の通り。
料金 | 月額:450円(2年プラン)~ |
接続台数 | 6台まで |
特徴 | 個人情報を保護・データ非公開 |
フリーWi-Fiを安全に利用可能 |
NordVPNは、インターネット接続を暗号化して、IPアドレスや位置情報を隠せるので、安全にフリーWi-Fiに接続可能です。
資産を守るためにも、フリーWi-Fiを接続する方は導入してきましょう。
その他に実施すべき詐欺対策
以下のようなことを意識することで、さらに詐欺被害のリスクを軽減できます。
- 定期的にリボーク(承認取消)する
- メタマスクを使った後はロックする
- シードフレーズはオフラインで管理する
- Discordでよく使うbotをメモしておく
詳しい対策方法は、以下にしっかりまとめたので、記事を見ながら実践してください。
>>メタマスク(MetaMas)の詐欺・ハッキング対策|ハッキングされたときの対処法
NFTの詐欺事例から分かる【資産を守る3つの意識】
以下の3つを普段から意識しておけば、被害を格段に減らせます。
- 「おいしい話=詐欺」と認識する
- リンクを踏むときは必ず確認する
- 偽アカウントは簡単に作れる
順番に見ていきましょう。
「おいしい話=詐欺」と認識する
知らないアカウントからの上手い話や、親切な話は100%詐欺です。
本記事では以下のような実例を紹介しました。
- 期間限定の偽フリーミントで煽る
- NFTを高額で買いたいと話を持ち掛ける
- 親切に教えるふりをしてDMする
- NFTを送り付け、高額オファーを出す
早くフリーミント参加しなきゃ!この人いい人かも…!と感じた時こそ一呼吸おいて詐欺を疑ってください。
リンクを踏むときは必ず確認する
詐欺師は資産を盗むために、何とかしてあなたに偽のリンクをクリックさせようとします。
本記事の詐欺事例だけを見ても、以下のような事例がありました。
- OpenSeaを装った偽メールや偽サイト
- Discordをハッキングして偽URLを踏ませる
- 企画を装って偽のサイトにつながせる
- 有名人の偽アカが本人のリプに偽のサイトを貼る
TwitterやDMでミントサイトを案内することはありません。
本物そっくりのアカウントによる、偽リンクの拡散も多発しています。
偽アカウントは簡単に作れる
公式や有名人そっくりの偽アカウントは簡単に作れます。
本記事で上げただけでも以下のような事例が頻繁に発生しています。
- 偽アカがGiveaway企画で資金を狙う
- 偽アカが詐欺サイトを通知
- 有名人の偽アカが本人のリプで騙す
- サポートを装ってシードフレーズを聞く
アカウント名やアイコン画像がそっくりでも、本物と判断しないようにしましょう。
アカウントをチェックするときは、以下に着目してくださいね。
- 「@」から始まるTwitterのIDが偽物でないか
- 信頼できる人がフォローしているか
- ツイートの内容が不自然ではないか
アイコンや名前はマネできても、IDやフォローする人まではマネできない。
NFTの詐欺事例に関するQ&A
NFTの詐欺やハッキングにたいする、Q&Aは以下の通りです。
- NFTの詐欺に遭った際にとるべき行動は?
- メタマスクの偽物を見分る方法は?
- 最近増えている詐欺手法は?
それぞれお答えしていきますね。
NFTの詐欺に遭った際にとるべき行動は?
NFTや仮想通貨を盗まれてしまった場合は、さらなる被害を出さないためにも冷静に行動する必要があります。
被害時刻にメタマスクで接続先を承認していた場合にとるべき行動は以下の通り。
- 承認した時間を確認する
- 承認の取り消し(リボーク)をする
承認していない時間に詐欺が行れた場合は、ハッキングやシードフレーズを盗難された可能性が高いです。
落ち着いて以下を対応してください。
- 別端末で異なるウォレットを作成する
- PCやスマホの初期化
- OpenSeaや警察へ報告する
詳しい対応方法は、こちらの記事で説明しているので、参考にしてくださいね。
>>【完全版】メタマスク(MetaMas)の詐欺・ハッキング対策
-
【最新14選!】メタマスク(MetaMask)の詐欺・ハッキング対策
メタマスクの偽物を見分る方法は?
シードフレーズや秘密鍵を聞かれる場合は100%偽者です。
そのほかにも以下を意識して、偽のメタマスクに接続しないように注意しましょう。
- Google検索は使わない
- 公式URLをブックマークする
- 公式アカウントをフォローする
メタマスクを導入する際は、以下のような安全なURLからアクセスしましょう。
MetaMask公式サイトのURL:https://metamask.io/
スマホアプリのURL。
MetaMask – Blockchain Wallet
MetaMask無料posted withアプリーチ
最近増えている詐欺手法は?
近頃は、NFTのフリーミントを装った詐欺が横行しています。
フリーミントとは?
NFTを無料で発行すること。ガス代のみ必要です。
偽アカウントでフリーミントのサイトを案内して、NFTを盗む手法。
本記事の対策を行い冷静に対応すれば、被害に遭う可能性を格段に下げられます。
少し意識を変えるだけで詐欺被害を大きく減らせます
詐欺師は手を変え品を変え、NFTや仮想通貨を狙っています。
一歩間違えれば一瞬で資産を抜かれてしまい、NFTや仮想通貨はほとんどの場合戻ってきません。
しかし、保管用ウォレットを作成し、基本的な対策を行えば限りなく被害を抑えられるのも事実。
>>Ledger Nano(レジャーナノ)のおすすめ買い方・選び方
-
【失敗しない】Ledger Nano(レジャーナノ)のおすすめ買い方・選び方
>>メタマスク(MetaMask):複数アカウントを作成して資産を守る
-
【実例付き】メタマスク(MetaMask):複数アカウント作成方法
>>【完全版】メタマスク(MetaMas)の詐欺・ハッキング対策
-
【最新14選!】メタマスク(MetaMask)の詐欺・ハッキング対策
「たった1年で20,000円節約できました…! 」
仮想通貨をコインチェックで買うと大損してしまいます。(10万円分購入すると、最大5,000円の大損)
コインチェックでは、手数料が割高の「販売所」でしか仮想通貨を買えないんです…。
ビットトレードなら、手数料が安い「取引所」で仮想通貨を購入可能!
過去にハッキングされたことは無く「金融庁登録済み」の取引所なので、安心して利用できますよ。
ビットトレードの無料登録(5分)だけはすませておきましょう!
\無料・たった5分で登録できる!/
>>メタマスク(Metamask):PCとスマホの同期方法を見る
-
【5分】メタマスク(Metamask):スマホ・PC間の同期方法
>メタマスク(MetaMask)に接続できない時の対処法を見る
-
【PC・スマホ】メタマスク(MetaMask)に接続できない時の対処法